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2016年9月21日
相続時に財産が残り過ぎると、
多額の相続税を納めることになります。
そうならないように生前から贈与の非課税枠(110万円/年)を使い、
子や孫へ財産の先渡しをするのは一般的な対策ですが、
今回はこれに加え、子や孫へ金融・投資の知識や考え方まで
与えることのできる方法をご紹介します。
単に現金で贈与するのではなく株式や外貨などで贈与し、
学校教育では教えてくれない金融・投資・経済のことに
触れるきっかけ作りをする方法です。
『ジュニアNISA』を使う
ジュニアNISAは今年(2016年)4月より利用できるようになりました。
0歳から19歳まで利用可能。
年間投資上限金額は80万円で、本来20.315%の税率で課税される
配当金や売買益等が、非課税となる制度です。
詳しくはコチラ(金融庁HP)
http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/junior/index.html
ディズニーランドの1デーパスポートなど、
子供が喜ぶ株主優待券を出す企業もあり、子供や孫と、
どんな銘柄を選ぶかを一緒に考えるのも楽しくなります。
『ドルでお小遣い』をあげる
「お小遣いをドルであげることで、子供が日経新聞を手にするようになった。」
と言う方もいらっしゃるようです。
子供がお金を使いたい時に、その時のレートで両替してあげると、
「今この10ドルを両替してもらうと何円になるのかな…?」など考えるのでしょう。
大人になっても海外旅行に行く以外は、外貨に触れる機会はあまりありません。
資産形成や管理をしていく上で、円と外貨の関係を学ぶのはとても大切です。
もちろん、投資をするわけですから損することもあります。
しかし、学校では教えてくれない金融や投資、経済のことについて、
株式や投資信託や外貨を使って、触れるきっかけ作りをしてあげると
子や孫に与えられる財産の質が変わってくるのではないでしょうか。
簡単にご説明いたしましたが、
贈与を考える際には詳しく方法を聞き、専門家にご相談ください。
えんまん相続研究会は、
相続が、より円満に行われるようサポート活動をしております。
相続や贈与に関して気になる点のある方はお気軽にご相談ください。